The 湘南会

こぼれ話

先日公演を終えた作品『タネも仕掛けも』は、手品という華やかな魅せ場はあれども、お客様の感想が「手品すごかったですう」になってはダメだ、と、当初から演出/脚本の佃さんに言われていました。
つまりは、印象がそこに残っては不本意なのだ、と。

稽古が濃くなっていく前に、私達は自主的に「マジックショー」を学びました。手さばきはもちろんのこと、エンターテイメントに至るまで。実際に出向いて習ったり、メディアで知識を得たり。
ご来場下さった方には、その成果を見ていただけたと思うけど、みんな必死! 実は、もっと技は磨いていたのだけど、だいぶカットされたのですよ?上演時間の問題で。残念残念!(笑)

なのに、この手品が、お客様に残った印象になってはいけなかったわけです。
お寄せ下さったアンケートは、少なからず「手品すごかったですう」ではあったんですけどね(苦笑)。

描かれていたドラマを、果たして魅せることは出来たのだろうか。手品に奪われていたとしたら、大きな反省であります。

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