The 湘南会

2日目

「二落ち(におち)」(ふつか落ち)という演劇用語がありまして、つまりは、緊張の初日を終え、気が緩んだ2日目は、思わぬ失敗をしやすい、といった言葉です。

確かに魔物はいたりもしますが、そういう意味では、2日目とも限らず……f^_^;
たとえ素人とはいえ、許されることではないので、常に緊張して精一杯臨まなければいけません。いけないのですが、やっべ、という落とし穴は、そこ、ここに。
筆者は、あれほど毎回チェックしてるはずなのに、稽古の時に小道具を用意し忘れるミスをしました。それがまた、「黄色いバッグ」を探してるという内容で、いったん舞台から引っ込んで、すぐ見つけて出て来なければならないわけです。舞台上で「(黄色いバッグが)ないの」と言いながら、(やっべぇ、アタシ用意してないじゃん)と気付いて冷や汗。いったん引っ込んだ途端に楽屋にダッシュ!間一髪、「あった、あったー」と舞台に出て行けました。やー、ホント、「あったあった」てガチでした(苦笑)。

それから、セリフが出ずに真っ白、唐突にすっ飛ばしてしまう、なんてことも、実はあります。
稽古で「通し」をやることで、この実地訓練をしているのですが、目の前の人が「真っ白」「すっ飛ばす」をやっちまった場合、周囲は何とかアドリブを効かせて、軌道修正をしなければなりません。それは、言うべきセリフをコソッと教えることではありません。むしろそれは絶対にやってはいけません。なぜなら、そうした瞬間に、その人は○○(役名)ではなく、その人(実名)になってしまって、芝居の世界が瞬時に崩壊してしまうからです。

たいていは、後の笑い話に昇格するんですけどね。

そんな笑い話が、本日も(も?)生まれていました。
ものすごく肝心な部分を、根こそぎすっ飛ばされる→お客様は意味不明なはず→どうやって繋げる?→とにかく飛ばされたところの重要情報を、何とかぶっ込まなくちゃ、しかも自然に→その情報を言える役柄なのは私だけ→えーい、ここで言っちゃえ。
何とか乗り切ったのも束の間、パニックあげいん。しかもまたまた重要情報が飛ばされる悲劇。しかもまたまた私しか言えない内容!→えーい、ここで言っちゃえ、あげいん(笑)。

3㎏は痩せたと思う。

各回、キャンセル待ちだったお客様にも、お席をご用意出来始めています。お気軽にお問い合わせを!

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